父の大切な仲間


父と仕事でもプライベートでも
とっても気が合い、仲良くしていた“みずさ”
今では、私たち家族のことを気遣い連絡をくださる

この日は、父が最期まで携わっていた線路に
連れて行ってくれた
土砂崩れで不通になってしまった線路の復旧
「早くやることより、全員怪我無く無事に終わらせることが大事」
と、父は家で現場の話をしてくれていた
「こんなすごいところだ」と
今まで撮ったこともないのに撮ってきた写メを見せてくれた

父と話したその夜の事を鮮明に思い出す

“みずさ”と父は
現場監督の“みずさ”が崖の上から手をあげると
事務方の父が手をあげて答える
そんな つーかー の仲だった

“みずさ”が父の思い出話をたくさんしてくれた
こんなに話したことは初めてだった
気前がよく 懐が深く マメなところが父とよく似ている

こうして私たちを気にかけ、声をかけてくださること
本当にうれしい
父が“みずさ”とのつきあいで築いた絆は
消えずに今ここにあるのだと
ひしひしと感じる

ありがとう